尊敬を受けることについて



 聖者は、尊敬を受けても驕らず、驕りの心が起きても それを捨てる(・捨てている)という事です。





  尊き人・ピンドーラ・バーラドヴァージャ長老

 この生命は、食べなければ生きてゆくことができない。

 食物は心胸(むね)を静かならしめるものではない。

 身体は食物に依存するものであるということを見て、わたくしは食を求めに托鉢にでかける。


 けだし、かれら(修行者)は、良家の人々からつねに受ける礼拝と供養とは、汚泥のようなものであると知っているからである。

 細かな(鋭い)矢は抜き難い。

 凡人は他人から受ける尊敬を捨てることは難しい。

テーラガーター





〔尊き人・ピンドーラ・バーラドヴァージャ長老は、仏陀の弟子中、師子吼第一といわれた。〕






















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